BLOGおおさわ園⽇記

農家になりたかったのになれなかった農家①

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UPDATE : 2021.07.02

若いころは農家になりたくない!
って思ってたんですよ!

 

 

 

でも両親の調子がよくなくて、
嫌々ながら自分が家を継いで農家になったら
こんなに素晴らしい職業はないですね。

 

 

はじめは農家になりたくなかった

 

 
農家あるあるなんです。

 

 

 

ただ私は

農家になりたかったのになれなかった農家でした。

 

 

 

私は山梨県山梨市のサクランボ農家の三男。 

二人の兄は早くから農業をやりたくないと
宣言していたので必然的に私の意志しだいのところがありました。 

 

 

ただ私の農業の思いは 

 

 

小さいころから両親の農作業風景を見ていて
両親が大変で辛くとも活き活きと農作業をし
自分たちが精一杯育てたサクランボを直接お客様にお届けし
「美味しい」と人を笑顔にしている。 

 

 

そんな両親の姿をみていて、
将来自分も両親のようになりたいという思いはありました。

 

 

二十歳前には農家になることを決心し

両親からも喜ばれ少しづつ農業のことなど教わったりしてきました。

 

 

しかし

 

 

大学生の時父が病で倒れました。

 

 

当時父親は余命三ヶ月と言われ
早急に家族会議あり
すぐに大学を辞めて自分が家を継ぐのかどうかを
考えなさいと言われました。

 

 

それも
一日で考えなさいと

 

 

 

今まで一度社会人になってすぐに農家にならず3~4年世間や社会を勉強してから
実家に入る余裕のある予定でしたので

 

急に将来について夜通し考えていても思いは固まらず

 

 

 

将来自分がやりたいと思っていた農業!!

 

 

しかし

 

 

 

今までバイト経験はあってもちゃんと仕事をしたことがない  
ましては農作業も全部を知っているわけでない

 

 

社会経験の無い自分が周りの大人たちと渡り合えるか

 

 

病気の両親の介護

 

。 

 

 

簡単に俺が後を継ぐなんて決心することができず

 

 

 

一日たっても答えをだすことができませんでした。

 

 

 

自分が決心できないでいる姿を見かねた長男が 

 

 

 

「答えがだせないんだったら長男の俺が後を継ぐ」

私は
「お願いします」  

 

 

としか言えませんでした。
  

 

 

今までの夢を諦めて、違う職業につくなんて

色々な思いはありましたが 

長男にお願いするしかありませんでした。

 

今となっては長男が家を継いでくれて
本当に良かったと思っています。

 

 

 

ずっとなりたかった農家の道は諦めましたが

(当時はあまり新規で農業を始めるという風潮は少なかったです)

 

 

これからも農業=食べ物に関わる仕事をしていきたと思いがあり

これもご縁で総合食品卸業の加藤産業株式会社に就職することができました。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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